緊急情報
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更新日:2025年7月7日
令和7年7月1日(火曜日)、浜松市内の医療機関から「日本紅斑熱患者の発生届」が提出されました。今年度本市では1例目(静岡県では13例目)の発生となります。
年代 | 性別 | 在住区 | 結果判明日 | 発生届出日 |
70歳代 | 女性 | 浜松市浜名区 | 7月1日 | 7月1日 |
6月15日(日曜日) | 右上腕部、左肩にかゆみ |
6月25日(水曜日) | 発熱(39℃)、発疹、医療機関Aを受診 |
6月26日(木曜日) | 医療機関Aに入院 |
6月30日(月曜日) | 医療機関Aの医師からPCR検査の要請 |
7月1日(火曜日) |
市保健環境研究所のPCR検査で日本紅斑熱リケッチアの遺伝子を検出 医療機関Aから発生届提出 医療機関Aにて入院加療中 |
一緒に生活しているペット(ネコ)が草むらに入ることもあり、ペットに付着したマダニに咬まれたことで感染したと推察されますが、
感染経路については特定できていません。
特にマダニの活動が盛んな、春から秋にかけて注意が必要です。
野山や草むら、畑などに入る場合は、耳を覆う帽子、首に巻くタオル、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくしましょう。
マダニ用に市販されている忌避剤はありますが、マダニの付着を完全に防ぐことはできませんので、他の防護手段と組み合わせて対策を取りましょう。
なお、屋外に生息するダニ類が感染経路となる「重症熱性血小板減少症候(SFTS)」などの感染症もあるため、ダニ類全般への対策が重要です。
マダニに咬まれた場合は、数日間、体調の変化に注意しましょう。
発熱・発疹の症状が見られたら、早めに医療機関を受診し、マダニに咬まれた可能性があることを医師に伝えましょう。
野生動物は、どのような病原体を保有しているか分かりません。野生動物との接触は避けましょう。また、動物の死体等に接触することは控えましょう。
動物由来感染症に対する予防の観点からも、動物(ネコやイヌ)を屋外で飼育している場合、口移しでエサを与える、動物を布団に入れて寝たりすることなどは控えましょう。
また、動物に触ったら必ず手を洗いましょう。
さらに、動物に付着したマダニは適切に駆除しましょう。
飼育している動物の健康状態の変化に注意し、動物が体調不良の際には、咬まれたりなめられたりしないようにして、動物病院を受診しましょう。