緊急情報
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更新日:2026年9月7日
今回の補正は一般会計に28億300万円、特別会計に1億5,300万円をそれぞれ追加するものです。また、一般会計において、債務負担行為の設定及び変更も併せて行います。
今回の補正予算は、地震や豪雨災害を踏まえたインフラの整備促進や指定避難所への防災井戸の新規設置など、災害対策の加速化による安全・安心なまちづくりに要する経費のほか、アクトシティ浜松Aゾーンの改修に要する経費の一部を追加するものです。
また、四ツ池公園運動施設の再整備基本計画策定業務委託費や、小中学校体育館の空調設備整備アドバイザリー業務委託費のほか、令和9年度に更新となる指定管理者導入施設や、契約準備期間の確保などを目的とした債務負担行為を設定するものです。
主な事業についてご説明します。
(1)安全・安心なまちづくり
1.地震・豪雨災害を踏まえた災害対策の加速化
総合雨水対策計画の諸施策の推進や道路ネットワーク機能の強化を行います。そのほか、令和8年熊本地震において、断水により洗濯やトイレ、清掃に使用する生活用水の確保が広範囲かつ長期間にわたり課題となっている状況を踏まえ、指定避難所への防災井戸の設置や自主防災隊による防災井戸の設置に対する支援を新たに実施します。また、昨年度から進めている、津波避難タワーの日除けの設置について、工事に着手をするため予算計上をしています。
2.交通安全対策の推進
本市における交通事故による死亡者数が昨年の同時期との比較で増加していることを受け、ゾーン30プラスの拡大や交通事故危険箇所への対策等、交通事故死亡者数減少に向けた取り組みを一層強力に推進していきます。
(2)アクトシティ浜松の改修
先般実施をしたAゾーン改修事業の入札が不落となったことを踏まえ、本年度当初予算で設定した債務負担行為限度額に43億円余りを追加するほか、改修事業における機器の調達に時間を要するものについて早期に着手するため、事業費の追加と債務負担行為の設定を行うものです。大ホール、中ホール、アクトコンベンションエリアなどの改修です。
(3)国際園芸博覧会へのイベント出展
来年3月から横浜市で開催される国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」について、開幕直後の3月22日に、本市のイベント開催枠を確保しました。
世界から集まる多くの皆さまにご来場いただくとともに、この機会に本市の魅力をしっかりとPRし、「GREEN×EXPO 2027」に併せて、浜名湖花フェスタなどの開催時期に重なる浜松にもお越しいただけるよう、イベントの開催に必要な経費を追加します。
(4)物価高への対応
物価スライド条項の適用や単価等の改定に対応するほか、市営斎場における燃料費について必要な額を追加します。
(5)その他
アクトシティ浜松改修事業の後年度の財源として文化振興基金への積み立てを行うほか、事業費の確定等に伴う国や県に対する国庫支出金等の返還を追加するものです。
(6)債務負担行為限度額の設定
設定が24件、63億円余り、変更が1件です。
ア 四ツ池公園運動施設の再整備に関するもの
先の静岡県議会において篠原地区県営野球場整備における民間投資の可能性についての検討を令和10年度末を期限として進めるとされたことを受け、四ツ池公園運動施設のうち年間20万人以上の利用がある陸上競技場の整備を先行して実施します。それに要する計画策定業務委託について債務負担行為の設定を行っていきます。
イ 小中学校体育館の空調設備に関するもの
夏場の高温に対する児童生徒の学習環境の改善はもちろんのこと、熊本地震の教訓も踏まえ、災害時における避難所機能の向上を図るため、先行導入校への整備を前倒して実施するほか、全ての市立小中学校体育館への空調設備整備に向けてアドバイザリー業務の委託を行うものです。
ウ 市営霊園・墓地の再整備に関するもの
老朽化が進行している三方原墓園、船明墓地、中沢墓園を、市民の皆さまのニーズに合わせて再整備するための基本計画を策定するものです。
エ 指定管理者導入施設
令和9年度に更新となる指定管理者導入施設について、あらかじめ契約の上限額等を示すことから債務負担行為を設定するものです。
オ 契約準備期間の確保
アクトシティ浜松Aゾーン改修事業費のほか、学校給食における調理業務や、定期的な橋りょうの点検業務等について契約準備期間の確保を目的とした債務負担行為の設定を行います。
補正予算のほか条例関係として、条例の一部改正及び制定に関する議案が12件あります。「浜松市立幼保連携型認定こども園条例の一部改正」は、浜松市立三ヶ日保育園を廃園し、浜松市立三ヶ日こども園を設置するため、条例の一部を改正します。
工事請負契約としては、アクトシティ浜松Cゾーンの改修に関し、アクトシティ浜松展示イベントホールの建築工事や電気設備工事などについて、事業の進捗に伴い契約を締結するものです。その他、契約の一部変更や物品購入契約の締結、企業会計の決算認定などを提案するものです。

記者:熊本地震と千葉豪雨を受け、早急に予算に計上したいと説明されましたが、改めて熊本地震と千葉豪雨を受けた予算計上の項目についてお伺いしたいということと、予算全体に込めた強調したい点をお話しいただきたいです。
市長:補正予算は当初予算で見込んでいたものを、その後の状況変化に的確に対応するために編成をするものです。熊本地震や千葉・北陸での豪雨などの災害を踏まえ、本市としても緊急に取り組まなければならないことに対応していくことが、今回の補正予算の主眼となっています。また、補正予算全体ということでは、最近の物価高騰に的確に対応するということも重要なテーマだと思っています。
その上で、災害への備えを特に重点を置いて計上しているのは熊本地震が影響しています。最近の大きな地震は涼しい、あるいは寒い時期に発生していたものが大半でしたが、今回は真夏の酷暑の中での地震でした。
そういった中で、熱中症をはじめとする酷暑への備えを避難所において進めることの重要性を再認識しました。指定避難所となっている学校体育館の空調設備を順次整備する前提でこれまでも進めてきましたが、更なる加速化をし、1日も早く全校に行き渡らせるための全体設計を今回組み込ませていただきました。また、断水が大変長引いていたことから、夏場の洗濯や掃除、トイレなどで使用する生活用水の確保が非常に課題となっていたことを受け、今回指定避難所への防災井戸の新規設置、あるいは自主防災隊が設置する防災井戸に対する支援についても新たに取り組みを始めることとしました。
本市においては、南海トラフ巨大地震がすぐにでも起こる可能性がありますし、水害も千葉や北陸のように、100年に一度、1,000年に一度の雨が降りうる状況だということを踏まえて災害への備え、防災対策の加速化をしなければならないと思っています。そのため、今回の予算を速やかに議論の上、可決をいただき、本市としても執行を早めていきたいと思っています。
記者:千葉や北陸3県において道路で車が水没している状況を毎日のように目にします。アンダーパスの冠水センサー設置が組み込まれていますが、いつから行うという話が出てきて補正の編成に至ったのでしょうか。
市長:アンダーパスの冠水センサーは、順次設置に向けて取り組みを進めてきましたが、未だに全ての箇所に設置が終わっていません。その中で今回千葉でも、アンダーパスに水が浸かっているところに車が進入してしまい、立ち往生してしまった事例も多数ありました。市民の皆さまの命を守るという観点からも、車両が通行できる場所の設置を急ぎ、今回19箇所に追加するということで予算計上させていただきました
記者:千葉の豪雨があってから予算計上の立案を始めたのだとすると、時間的に余裕がない状況だったのでしょうか。
市長:計画的に進めていく前提ではありましたので、今年度当初予算にも計上されていましたが、来年度以降に執行しようと思っていたものをどこまでできるか検討した上で前倒しました。本市の担当職員には負荷をかけたかもしれませんが、千葉の状況を見て、急いだ方が良いと考え、予算計上させていただいています。
記者:アンダーパスに冠水センサーを順次設置する予定だったというお話ですが、何年度に全て終わるような予定だったのを前出ししたのでしょうか。
土木部長:土木部では、当初計画において5年をめどに全て対策できるような進め方をしていました。
記者:5年間で終わらせるつもりだったということですね。
土木部長:そうです。このたびの補正を受けまして、残りを全て実施するということです。
記者:今回43億円の事業費の追加となりましたが、不落の原因としてはどんなことが考えられるのでしょうか。
市長:今回の不落を踏まえ、入札していただいた事業者の皆さまに聞き取りをさせていただいたところ、資材の価格高騰や人手不足に伴う人件費の高騰が非常に大きく、当初想定をしていた金額では受けられないという状況でした。
改めて価格設定について再検討し、必要な金額を増額しました。最近の状況も踏まえ、この追加額にすればなんとか落札していただけるのではないかと思っています。本市の浜松アクトシティのホールは特に稼働率が高く、不落になったからといって閉館・改修の時期がずれるというわけにもいかないため、当初の計画どおり着実に進められるように、今回予算計上させていただきました。
記者:先日インド出張からお帰りになったと思いますが、出張の成果をお話しいただけますでしょうか。
市長:今回の出張は、5月に設立をしたインド浜松アドバイザリーコミッティの2回目の会議をインドで開催するということで、それを一番のテーマに日本の委員と現地訪問をしてきました。
あわせて、インド工科大学ハイデラバード校や1月に協定を結んだ世界的なIT企業インフォシス、日本側の委員それぞれが関心の高い企業などを訪問しました。日本の委員に感想を聞いたところ、大変刺激的な訪問だったと皆さんおっしゃっていました。成長著しいインドのパワーを実感することもできたと思っていますし、ITの技術の高さ、それを支える人材の優秀さも痛感しました。
また、第2回のコミッティ会議を開催しました。12テーマのうち、4テーマについて日本側の委員から発表し、引き続き進捗状況の確認などもさせていただき、残るテーマについては着実に進めていこうということを共有できました。
ただ、それ以上に、現地訪問したことにより、IT系人材育成に関する浜松との連携や浜松の若手人材の受け入れなどをインド側から新たに提案していただき、大変得るものが大きかったと思っています。これからも引き続き、世界的に注目を集めるインドとの関係をより進化をさせ、本市にとってもインドにとっても有意義な取り組みになるように進めていきたいと思っています。
記者:インド出張のお話の中で、浜松の若手人材の受け入れに関する提案の話がありましたが、具体的に教えていただけますか。
市長:会議の中でご提案をいただいたのは、AI人材やAIを使いこなしていくにあたって必要となる人材育成に関するもので、インフォシスにおいて大体半年間のプログラムだと言われました。本市の若手人材を受け入れてトレーニングをする用意があるというご提案をいただきました。せっかくのご提案でもあり、本市はものづくりでは超一流の企業、技術、商品、製品が揃っているため、これからはフィジカルAIを含めたAIをいかに組み合わせるかが市内の産業の発展、企業の生き残りの上でも非常に重要だと思っています。募集するのは学生か企業の若手職員かも含め、これから関係者で相談し、ご提案に乗れるよう考えていきたいと思っています。
記者:天竜区春野町でのクマによる人身被害がありました。今回クマが出現したのは民家から遠い場所ではあるかと思いますが、改めて秋のシーズンの注意喚起をお願いします。
市長:8月29日の午前中に、春野森林組合の職員が森林内調査中にクマと遭遇をして、腕に軽傷を負いました。幸いにして怪我は比較的軽かったということで命に別状はないということで安心しています。
通常、クマが冬眠前の餌を探し歩いている時期や、冬眠明けの春先に麓まで降りてきて遭遇することが多いと思うのですが、本来餌も潤沢にあるこの時期に、人に近いところで遭遇したというのは非常にショックを受け、驚いてもいます。
今回の事例を踏まえ、市としても地域の住民の皆さまや、学校などに対して注意喚起を行っていますし、広く市民の皆さま向けにLINEやメールなどで情報提供もさせていただいています。
夏も終わって秋になると、山菜採りやハイキングなどで山に入る方もこれから順次増えてくると思っています。くれぐれも1人で行動せずにできるだけ複数人で入っていただき、山に入るときにはクマ鈴など、クマが逃げるようなものを携帯するよう準備をしっかりとしていただきたいです。また、クマを目撃したときには、すぐに連絡していただくよう呼びかけをしていきたいと思っています。全国的にもクマの被害に関する情報を聞きますので、山に入る方は決して油断をせずに万全の対策をしていただくよう、呼びかけをしていきたいと思っています。
記者:市としては昨年の11月にクマなどの対策事業費として予算計上しているかと思います。今回の人身被害や、これから秋に差し掛かってクマの活動もさらに活発になることが予想されることを受け、追加で予算を計上することや市が目に見える形で対策を講じるとしたらどういったことができるかを教えていただきたいです。
市長:クマ対策としての予算は、当初予算に一定の計上をしています。まずはクマの目撃情報があったときに猟友会の皆さまと連携してパトロールをすることや、市民の皆さまに目撃情報をしっかりと提供することが中心になります。当初予算の範囲で着実に進めていくことが第一かと思っています。直ちに補正予算を編成して何かをするというのは、今のところ想定はしていません。
ただ、このところ頻繁に目撃情報が出てきているため、市民の皆さまもこれからの行楽シーズンで山に入る方が増えてくると思いますが、油断することなく万全のクマ対策をした上で山に入っていただくことを心がけていただきたいです。市としても広く周知を図っていきたいと思っています。
いざクマが目撃されたときの対策ということで、猟友会や緊急銃猟の体制の再確認を含め、実際にクマが目撃されたときに、行政として何に取り組まなければいけないかの再確認と、訓練をこれからもしっかり行っていきたいと思っています。
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