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移住者・住民VOICE
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更新日:2025年5月1日
中学卒業とともに生まれ育った龍山を離れ、関東や海外で過ごしました。「20年後には必ずここに帰ってくる」という強い気持ちをもって準備を進め、それが実現できました。
天竜川の水面に反射した太陽の光が家の天井に映ったり、窓から見える山々の緑が色濃くなったり…そんな、日常の何でもないここでの時間は、私にとってとても大切なものでした。
作曲などの音楽の仕事と、海外メーカーのマーケティングコンサルタントをしています。海外の人を相手にすることもありますが、ここ龍山でも可能です。
リモートワークが一般的になったこともあり、今では多くの仕事が自宅でもできるので、「自分の豊かな暮らし」ができる場所を優先して考えられますよね。
天竜の四季の風景を音で伝える、というコンセプトで「天竜四季の森音楽団」を主宰し、音楽制作や演奏活動を行っています。楽器を持って天竜川のほとりや、水窪の山など、天竜のさまざまな場所で曲作りをすることもあります。
人口が減ったり学校もなくなったりと、地域では寂しい話題が多いかもしれませんが、地域の皆さん一人一人のエネルギーは、昔も今も変わりません。
人のパワーをいつも感じています。ここに住む人々が重ねてきた文化や伝統、ここに見える風景を、私にできる「音楽」を通じて伝えていきたいと思っています。
その土地で生まれ育ったことはとてもラッキーなこと。なぜなら、いつでも帰る場所があるからです。いつだって戻ってくればいい、理由は小さくても何でもいい。ここにいたい、誰かのそばにいたい…、Uターンしたのだから何か地域に役立つ大きなことをしなくては!と重く考える必要はありません。自分にできる範囲で、ゆっくりと地域に恩返しができればいいと思います。
自分がここにいて、豊かに穏やかに過ごすことが一番です。生まれ育った場所は、あなたにとって特別な場所なのですから。
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